31歳女の日記

とんかつとカレーが好きですが、じゃあカツカレーが最強かって言ったらそういう事ではないんだよな。

話し合いのまとめ

今日、林と話したことのまとめ。

うまく言葉にできなかったこともここで。

 

ご存知かとは思いますが、本当は、林も私と一緒のタイミングで一時帰国したいと言ってました。コロナの影響でいま学校の授業もほぼストップになってしまって、それに対する学校側から生徒への対応も充分とは言えない様子で、林はかなり精神的に参っていました。この状況下のパリにいる意味がないから一旦帰って少し考えたいと言っていたので、私もそれには賛成していました。

私は、迷ったり苦しい状況のときに無理にその場所に留まる必要はないと思ったので、気分転換になるなら一時的にそれも必要かなと思ったからです。

ただ、彼の実父に猛反対されました。「覚悟を決めて行ったのにそんなことで帰ってくるのか」という意見でした。「日本にいたってこっちも大変なんだ」とも言われました。

外国に住むことを選んだのは確かに私たちです。私たち二人の力だけではできない事だったので、親から金銭面の支援もなければ実現しなかった事です。言われて当然といえば当然、だけどどん底の渦中にいる夫にとっては物凄く辛い、さらに底に落とされる言葉でもありました。

未曾有のパンデミックのなか外国で過ごすことになるなんて1年前に誰も思いもしないし、動揺しない方が不思議。私に対しての言葉ではないのに義父の発言は根に持っています。心配して言ってくれてることだと重々わかっていても。

 

義父に対する思いもありますが、正直、私も、林に対して、少し我慢してパリに残ることで見えてくることもあるんじゃないかなって気持ちがゼロだったわけではなくて、私自身もこの1年のうちに何十回も帰国したいと思った場面があって、でもそれを乗り越えてきていま気づける事があるから、そう思ったんです。ただ、あのとき自分が辛くて潰れそうだった、今すぐどこかへ逃げたかった気持ちを夫に経験させたいかと言ったら全然そうは思えなくて、あんなひどい気持ちから解放されるなら少しの間、帰った方がいいんじゃないかと思いました。

あと、授業がまともに受けられない状況でパリにいる意味があるのか、とか少し離れて俯瞰で見ないとわからないこともあったりする気がするので。模索してみることも必要だと思ったんです。私の今までの辛かった場面と、林にとって辛い今の場面は全く違うものだし。

 

「男なんだから」とか「結婚して養う立場になったんだから」とか、そんなプレッシャーって何か為になるんでしょうか。私にはよくわからない。結婚って何だ?

 

今は辛くて苦しい事も、過ぎ去ってみれば笑えるかもしれないけど、「あの時があったからいまの自分がある」なんてよく言うけど、

私は、過ぎ去ってもあの時のあの事って本当に嫌だったな、止めれば良かったな、あの場から逃れたかったなって思う事、振り返ればいくつもあるけどな。

 

何が言いたいのかまとまりませんでしたが、林にとってはパリであと1年と、まだ先が長い。今は渦中にいるから「過ぎ去ってみれば」の段階には居ないので、まだしんどいし、辛いことばっかりだと思う。

無理矢理でも、残る選択をした林のことは立派だと思っています。全然当たり前の選択じゃないと思う。

 

今日話し合ってても、うまく言葉がでないことがあったから、ブログを使ってまとめさせてもらいました。長い文で失礼いたしました…

 

「生きてると後悔はつきものだけど、後悔と罪悪感を切り離して、いくつかの後悔は大事な思い出とともにしっかり抱いて、誰も悪くないってわかってても抱えてしまう罪悪感は手放してあげようと思えるようになった一年でした」

 

って前に宇多田ヒカルが言ってました。宇多田ヒカルという人間はそのへんの宗教より入信しがいがあると思う。

 

しかし何でこんな話を今日になってまたし始めたんだっけなと思い返すと話の始まりは全然違う話題だった。それについても少し掘り下げたいけどさすがにまた今度にします。