31歳女の日記

とんかつとカレーが好きですが、じゃあカツカレーが最強かって言ったらそういう事ではないんだよな。

「彼女がその名を知らない鳥たち」

っていう映画を見た。眠れなくてど深夜に。時差ボケがなかなか治らないですね〜梅雨も始まるし鬱陶しいですね。

 

映画は蒼井優が主演で、タイトルは知ってたので以前から少し気になってて、Netflixで何が観られるのかチェックしてたらそれを見つけて何の気なしに再生してしまったんだけど、

 

あ〜重かった。今日も引きずってるわ。

 

内容に触れるので見てみたい人は、このブログはこれ以上は読まないでください。でも何とも言えない気持ちになるから観るのはあんまりおすすめしないよ…笑

 

 

 

 

 

蒼井優がとにかくクズ女の役で、働きもせずに、日課はいろんな店にあらゆるクレームの電話を入れることっていう…でもこういう嫌な人っているんだろうな、って思わせる蒼井優の気怠い演技の巧さよ。

阿部サダヲ蒼井優の恋人役なんだけど、蒼井優阿部サダヲのことを平気で罵倒したり、ないがしろに扱います。感情に任せてサダヲにすごいひどいこと言うから私も辛くなってきて涙でた。そこまで言わなくても……

それでも阿部サダヲはとにかく蒼井優を愛していて、彼女が過ごしやすいように日々尽くすんです。とにかく蒼井優に幸せでいてほしいのが伝わってくるんだけど、愛の表現方法が行き過ぎてて怖い。異常。でもそこまでする阿部サダヲの行動にも理由があったって後でわかる。あと阿部サダヲの見た目がとにかく汚いしごはんの食べ方が汚い。

その一方で蒼井優は外で浮気しまくってて、松坂桃李とか竹野内豊とセックスしまくってるんだけど、この浮気相手もみんなクズで借金があったり奥さんがいたりでロクな人間がいない。

で、いろいろあって竹野内豊に恨みが募って蒼井優竹野内豊を刺殺します!!そしたら急いで蒼井優の元にやって来るのはもちろん阿部サダヲ。殺人した蒼井優に「俺が殺したらよかったなあ」って言うんです。そんなこと言えるかね?!

この、竹野内豊を殺した事実は映画の終盤で初めてわかったことで、それまでは竹野内豊は行方不明になったことになってました。蒼井優は自分が殺した事実を、自己防衛反応を起こしてか、ショックで記憶喪失していたのです!(これもまた身勝手な話)

事実を知っていたのは阿部サダヲだけで、蒼井優が罪に問われないように死体の処理も全て阿部サダヲが請け負ってました。そんなことできるかね?!?勢いのままでここまで文章うってるけど意味わかる?!?

阿部サダヲは、竹野内豊が死んだ後も、また蒼井優が同じように不倫相手を刺し殺すようなことがないように側で見守っていたことが終盤でわかります。(実際、浮気相手の松坂桃李蒼井優に刺されます。刺殺癖がひどい蒼井優)

全てを思い出した蒼井優は自分が嫌になって死にたくなるけど、阿部サダヲが「生きて笑っててくれないと俺が浮かばれへんから、そのために今こうするんやからな!」と蒼井優の目の前で飛び降りて死にます…私の心も死んだ…

阿部サダヲ、大人になるまで家庭での育ち方に絶対問題あったやん…などと描かれてない描写まで想像したりなどした。

 

林がもし殺人事件を起こしたら私はどうするだろうってめちゃめちゃ考えちゃった。考えても結論はでませんでしたけど…

阿部サダヲほどのことは出来ないけど私も林が嫌な思いしないように何かしてしまいそうな気がする…いや、わからへんけど…殺した相手にもよる…とかいらんことを考えてたら外が明るくなってました。時差ボケは怖いぞ。